2015年2月28日土曜日

昨日ワクワクした本を2冊買ってきました♪ 愉しみ!!



● かつての僕は悩みや葛藤に包まれ、暗くて深い洞穴の中にいた。

まるで地底に取り残されたかのように、不安な日々を送っていた時期があり、抜け穴を探すためにしたことといえば、精神哲学の本を必死に読み漁ることであった。

● 僕にとって本とは、ときに洞穴から救出してくれる掘削技師であり、または慣れない靴をはいたときにできた靴ずれに貼る絆創膏のようなものであった。

● その、さまざまな本のおかげで思考と行動が変わり、世界が広がった。
 そして、人生を楽しむことができている。

● 自分自身に限界をつくらないことで、大きな自由を手にすることができるのだ。
その秘訣は、「今日が人生最後の日」だと意識することである。

● 毎瞬毎秒を楽しく生きることが悩みとサヨナラし、人生で成功する最大のコツである。

● 今日が人生最後の日でもいいと思って生きるのだ。

● あなたの未来は、いまこの瞬間の積み重ねでできあがる。

● いまを楽しめれば未来も楽しいが、いま悩んでいれば未来も悩みに満ちることになる。

(『今日が残りの人生最初の日』 須藤元気 まえがきより)


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● みなさんは、クマムシという生き物を知っているだろうか。

● クマムシは体長が1mmにも満たない、顕微鏡でしか確認できない極小の生き物だ。
4対8本足で歩き、モスラのような風貌をしている。
その多くは苔に生息しているという。

● クマムシは水がなくてもてエサがなくても生きていける、地球最強の生き物だといわれている。
摂氏150℃でもマイナス200℃でも生きていけるし、空気のない宇宙でも放射線を浴びても、寝たようになってやり過ごす。
120年間も眠っていて、水をかけた途端に活動を始めた例もあるという。
息を潜めて生きている生き物なのだ。

● これからのミドルエイジに必要なのは、クマムシのようなしぶとさではないだろうか。

● いま、40代以上のビジネスマンが考えるべきは、いかに会社で息を潜め、”外の世界を切り拓くか”である。
ストレスがかからない仕事を選び、健康な身体を保ちながら、趣味やサイドビジネスに全力を注ぐ。
クマムシは仰向けになるとなかなか起き上がれないので、転ばないように注意しなければならない。

● 本書で提案するのは、”全力で”脱力系の生き方を追い求めるための方法論である。

● これからのミドルエイジに必要なのは「仕事論」ではなく、外の世界をいかに切り拓いていくかという「脱力論」 なのだ。


(『40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。』 成毛眞 はじめにより)



昨夜の枕酒読書 『萬月夜話其の一』より



● 自己制禦の難しい不能感に近い快感を鑑賞者に与えることができるのが優れた映像表現の特徴です。

● 映画にかぎらずプロの仕事とは、こういうものでしょう。
密かに支配、洗脳するのが創作者の奥底にある、それこそ淫靡なよろこびかもしれません。

● 知る、ということは、いままで面白く鑑賞していたものが、実は屑だったということまであからさまにしてしまう場合があるのです。

● でも、知ることによって愉しみの質を深めることができる。
知るということは、判断のよすがを手に入れたということなのです。
それは陳腐なものを排除することにもつながります。

● いい、悪いを自分で判断できるようになると、また新しい世界が拓けます。
ほとんどの人が退屈だ、と投げだしてしまうようなものにじつは本物の宝石がまぎれていたりするのですよ。

● 私の職業である小説の分野でも、とんでもない才能の持ち主がいるのです。
私には幾人か、勝手に私淑している小説家がいます。
胸の裡で先生と呼ぶ小説家です。

● たとえばいまは亡き宇野浩二先生。
私としてはこの小説家に対する評価がいまひとつに感じられるのが悲しい。
もっともっと評価されてしかるべきです。
丹念に分析すると途轍もない境地にあることが理解されます。
晦渋であるようでありながら、じつは遊んでいたり仕掛けがあったりで、意外なほどの技巧の冴えに出くわしたりすることもあります。
しかも技巧を技巧と感じさせない老獪ささえあり、だからこそ技巧なのでしょうが、ときどき小説を書くことに迷いを覚えたときなど、宇野浩二先生の作品を読み返して、密かに唸っているのです。

● 鑑賞者である読者諸兄は単純に小説を愉しむだけでなく、もう一歩踏みこんで作品の本質的な才能を味わうために、逆に自分を高める算段をしてみてはいかがでしょう。
それにはどうしたらいいか。
漠然と物事を見ない。

● ちゃんと物事を見るためのメソッドとでもいうべきものがあるのだ。
骨董。
この途轍もなく怪しい世界に、物事を見る骨ともいうべきものがあるのです。

● べつに骨董品を買わなくてもいいのです。
見るだけでいい。
ほんとうは評価の定まった美術作品でもいいのだけれど、評価が定まっていることによって自分を鍛えることができないので、やはり骨董という得体の知れないところからはじめましょう。

● 自分の内部に絶対的な美の基準をもっているのです。
みんながいいと言うからいいのではなくて、あるいは評論家がいいと言うからいいのではない。
この基準がある人は、強い。
群れから抜けだすことができるでしょう。

● 旅行したときなど、その土地の骨董屋に入って、ちょっと焼き物を見てみましょう。値段はどうでもいいのです。
いいか、悪いか。
とにかく虚心坦懐に 自分で判断する。
こうしたことを繰り返すと、能力のある人はどんどん目がよくなっていく。
ひとつの分野でいいのです。
ある程度見えるようになってくると、他の物も見えるようになる。
理想をいえば私のように目利きの師匠がいれば、どんどん物が見えるようになっていくのですが。

(『萬月夜話其の一』 花村萬月 147~158ページより)

2015年2月27日金曜日

今朝の枕頭読書 『やりたい事をすべてやる方法』より



● 自分が不利な場合、「足りないところがあったら、それを逆手に取って考える」という発想でやるとうまくいく。

● 足りないからこそ考えて、そこから新しいモノができる。
もともといろいろ備わっている人というのは少ないはずだ。
世の中の大半の人は何かしら足りない部分があるのだと思う。

● その欠落している部分こそが、人間の美しさなのだ。
この世に完璧なものなどないのだから。

● 僕の先輩である、苫米地英人氏が「人がハマる小説や映画とは臨場感技術に長けているもの」と言っている。

● だいたいストリートダンスを始めるのは十代から二十歳くらいという人がほとんどらしく、カッコいい・モテたいという、「眠たいから寝たい」「お腹が減ったからご飯を食べたい」並みに根源的な動機で始める人が多い。
そのため、どうしてもカッコいい感じのダンスから入っていくのだ。

● そんな状況のなかで、モテないうえ、なかなか仕事として続けていくのが難しいロボットダンスというものを、三十歳近くまでバイトをしながら続けていたWORLD ORDERのメンバーたちというのは、一種の変態である。もちろん、良い意味で。

(『やりたい事をすべてやる方法』 須藤元気 51~54・68ページより)

2015年2月26日木曜日

今夜の枕酒読書 『明日いいことが起こる夜の習慣』より



● 寝る前に読む1ページが、運命を変える奇跡の1ページになる。

● 「なかなか本を読んでいる時間がない」と誰でも思っています。
忙しいし、へとへとに疲れているし、1分でも早く寝たい、と思うのは当たり前です。
でも、本を読んでいる人と読んでいない人とは違ってくるのです。

● 1ページでいいから、読むのです。
1ページ読んでから寝ることを365日繰り返せば、365ページ読めます。
1ページ読んだら面白くて、グイグイ読んで、徹夜になることもあります。

● 「1ページだけ読んで寝てもいいし、続けて読んでもいい」ということを習慣にするのです。
この「1ページ」が大きな分かれ目になります。

● 寝る前にたまたま読んだ1ページが頭の中への宿題になります。
その中のたった1つのキーワードが、与えられている宿題の答えだったり人生観を変えるきっかけになることもあるのです。

● 寝る前に読む1ページは、奇跡の1ページになるのです。

● 1ページだけ、本を読もう。

(『明日いいことが起こる夜の習慣』 中谷彰宏 90~92ページより)

爛漫たるバシャール語録☆彡



● 自分が一番興奮して、「楽しい」と思えるようなことを実際にすることができるということを学ぶことです。
自分が創りたい方向に人生を創ることができるというパワーを、個人が持っているということです。

● 自分の中にすでにある先入観念をあなた方に知ってもらいたいということです。
自分の信じることが自分の人生を作り出しているということを、百パーセント申し上げたいと思います。
恐れを信じる人は、自分の人生も恐れに満ちたものになります。
愛と光だけを信じる人は、人生の中で愛と光しか体験しません。
私は哲学の話をしているのではありません。
想像の基本的なメカニズムの話をしているのです。
自分が体験する物理的な現象というのは、あなたが何を信じるかによって決まります。

● あなた方のパワーは非常に強いものなので、少しでも信じると、現実化してしまいます。

● 今のあなたが充分に今のあなたであれば、宇宙から必要なものは全部その時のあなたに与えられます。
情報も、状況も、人との付き合いも、物質、何でもすべてのものが、今あなたに与えられます。
自動的に、努力なしで、がんばることなしに、すぐに・・・。
重要なことは「信頼する」ことです。

● 否定的な行動をする人達というのは、自分は自由ではないと信じている人達です。
否定的な行動というのは、「パワーがない行動」なのです。
否定的な行動をする個人というのは、自分の現実を自分が創り出しているということを知らない人達です。
すでに自分が人生をコントロールしていて、欲しいものを何でも創り出しているということに気づいていません。

● 残念ながらこの地球上での教えは、そういうものを表現することを抑圧してきました。
自分の中にコントロールするパワーが存在するということを知らないために、自分以外のことや、自分以外の人をコントロールします。

● 自分にパワーがないと信じることは、自分が死んでいきつつあるということを信じているということです。

● ネガティブな行動とは、「分離してしまう行動」です。
部分部分にしてしまうような行動をいいます。
ポジティブ(肯定的)な行動とは、「統合する行動」です。
統合する、統一する、そういう行動です。
ポジティブエネルギー、ネガティブエネルギーという言葉を使います。

● ネガティブというのはいつも隔離して、分離して、部分部分に分かれてしまう行動のことです。
それはパワーを取り除いてしまうことです。
ポジティブというのはパワーをひとつに集めること、統合すること、そういう創造的なエネルギーをひとつにすることです。

● 「真実に直面するよりは、恐れていたほうが楽だ」とあなた方は信じているわけです。
その観念を変えれば、あなた方がどういうものを見ているかにかかわらず、あなたが今見ているものは変わります。

● 感情はすべて、まず信じることから起きてきます。
自分が真実だと信じるものに対する反応が感情なのです。
(たとえば、自分が彼はこう反応するだろうと信じていた反応を、相手がしなかった場合、こちらが「怒り」という感情をもったりする)

● すべての怖れは、深いところからくる先入観念によります。
怖れの方が喜びよりも簡単だと信じているからです。

● この社会においては、自分は喜びを感じるに値すると思っている人達は少ないからです。
まず努力をして、がんばってからでないとそういう成果は得られないと信じているからです。

● あなた方の社会では、喜びというのは勝ち取らなければならないと思っていますけれど、本当は生まれた時の権利として、ずっと喜び、楽しんで過ごすことができるのです。

● 努力して、苦労した後にエクスタシーを得るようでしたら、これは非常にくたびれてしまいます。
くたびれた時にはすぐ「恐れ」に走ってしまいます。
もっと努力しなければいけない、それでもっとくたびれてしまうということを恐れてしまいます。

● 誰も努力する必要はありません。

● 今、あなたが想像できるすべてのものを、今すぐに手に入れることができます。
あなたが想像できることはすでに手に入れたも同然なのです。

● あなたが想像するということは、私はこちらの方を選ぶと決めることなのです。
その能力があるということは、すでにあなたがそれに値するということです。
さもなければ、あなたはそれを見ることも行動することもできないのです。

● ワクワクするとか、想像ができるということは、すでに自分が想像しているものにその人が値しているということだ

● 自分が欲しいものを、苦労して、一生懸命努力して手に入れる必要はありません。
それがわかれば、イライラすることも、恐れをいだくこともありません。
疲れることもありません。

(『バシャール ペーパーバック①』 12~49ページより)



昨夜の枕酒読書 『本調子Ⅱ プロは逆境でこそ笑う』より



● 僕は「成功」ではなく「成幸」という言葉が好きです。
「成功の反対は?」と聞かれれば、ほとんどの人が「失敗」と答えます。
だから「成功」を目指す人は、どうしても「失敗しないように・・・・・・」となりがちです。
そして「成功したい」「失敗したくない」という二つの思いを同時に持ち、動けなくなります。
この二つが矛盾しているからです。

● 誰よりも数多くの成功を手に入れたいなら、やるべきことは決まってきます。
誰よりもたくさん挑戦を続けるだけです。
一方で、失敗したくないと思う人は新しいことに挑戦しなくなります。
それが、失敗しない唯一の方法だからです。

● 「成功したい」「失敗したくない」
この二つを同時に考えることは、たくさん挑戦しなければ手に入らないものを、挑戦しないで手に入れたいと言っているわけですね。

● そもそも、成功って何だろう。そして、失敗って何だろう。
そのことをちゃんと考えて生きている人って本当に、少ないと思います。
あまり考えないと、こうなります。
「成功」とは今の自分にとって都合のいい結果が得られることーーー。
「失敗」とは今の自分にとって都合の悪い結果が得られることーーー。
でも、思い通りの結果が得られないのは本当に失敗でしょうか?

● 思うようにいかないことが続くからこそ、工夫しようとします。勉強しようとします。本など読まなかった人が「本でも読んでみようかな」、と思います。
自分のやり方に固執していた人が、人の意見を聞いたり、素直に別のやり方を試してみようと思えるようになります。
そしてそれらの試行錯誤の後には、必ず幸せな瞬間がやってきます。
このとき初めて、「当時の自分にとって都合の悪かった結果」が「失敗」ではなく、「成幸のためにどうしても必要な材料」だったということが分かります。

● 挑戦の結果僕たちが手に入れるものは、そのときの自分に満足感を与えてくれる思い通りの結果か、自分の人生にそれ以上たくさんのものを手に入れるきっかけを与えてくれる学びの入り口のどちらかでしかありません。

● 自ら新しいことに挑戦する人に「失敗」なんてありません。
すべては自分が幸せになるために欠かすことのできない経験です。

(『本調子Ⅱ プロは逆境でこそ笑う』 120~127ページ 喜多川泰より )

2015年2月25日水曜日

今朝の枕頭読書 バシャールより



● ワクワクと怖れは同じもの

● 「ワクワク」と「怖れ」は同じものです。

一方は肯定的な立場から、もう一方は否定的な立場から見たものです。

自分がひかれるエネルギーを信頼するとき「ワクワク」になります。

自分がひかれるエネルギーを疑うとき、それは「怖れ」になります。

(『バシャールのワクワクの使い方・実践篇』 バシャール(ダリル・アンカ) 74ページより)




2015年2月24日火曜日

今朝の枕頭読書 『昨日までの自分に別れを告げる』より



● 出だしが思いつかなかったら、2行目から書けばいい。

● 1行目が書けないばっかりに、小説が書けない人がいます。

ほとんどの人がここで挫折してしまいます。

1行目が書けないなら、後回しにして、2行目から書けばいいのです。

1行目は、本当は最後にしか書けないのです。

(『昨日までの自分に別れを告げる』 中谷彰宏 82~83ページより)




昨夜の枕酒読書 『「福」に憑かれた男』より



● 豊かさというのは心の状態でしかない

● それが分かっておらん奴は、何かを手に入れることだと思っている

● おまえよりはるかに多くのお金を持っているにもかかかわらず、日々不足感に悩まされて生きている奴もいるし、おまえよりはるかに少ない収入で、この世のすべての豊かさを手に入れたほどの豊かさを感じながら生きている奴もいる。

● 多くの人は幸福の基準を自分の中に置くのではなく、他の人との比較に置いている。
でも、これでは、絶対に幸せな人間にはなれない。
どこで生きていても、自分よりたくさんのものを持っている人はたくさんいるからね

● 欲しいものを手に入れたときには幸福感を感じることができる。
そういった意味では、お金にせよ何にせよたくさん持っている人のほうが幸福感を感じる経験をたくさんしていることになるかもしれない。
でも、必ずしも欲しいものをたくさん手に入れた人が幸せを感じているというわけではない。
よく考えてみなさい。
欲しいものを手に入れた後に訪れるものは何だ?満足かい?それとも不安や不満かい?

● 欲しいと思っていたものを手に入れた瞬間に幸せを感じる。
これはいいとして、その後に訪れる感情は何だと思う?

● 何かに対して『手に入れば幸せなのに』 と思って生きている者は、実際にそれが自分の人生に必要か否かを考えているのではなく、それを持っている他人を見てうらやましいと思っているだけじゃ。
つまり、他人と比べてたくさん持っていれば幸せな気がしているんだね。
ところが、それを手に入れたところで、周りを見てみるともっと多くのものを、もっと素晴らしいものを手に入れた生活をしている人はいくらでもいる。
だから他人と比較して幸せを感じようとする人はいつまでたっても幸せを感じることはできないね。
それから、お金がたくさんなければ幸せになれないというのはウソ。
さっきも言った通り、豊かさとは心の状態だ。
だからお金をたくさん持っている人の心の状態は豊かさを感じることができやすいという意味では間違いではない。
でもだからと言って、お金をたくさん持っている人は必ず豊かさを感じることができるかというとそういうわけではない。

(『福に憑かれた男』 喜多川泰 95~100ページより)




2015年2月23日月曜日

ワクワクしちゃう論語♪♪ 『生きるための論語』より




● 『論語』は、東アジア最重要の古典である。

● この書物を伊藤仁斎(1627~1705)は「最上至極宇宙第一の書」と評したというが、私も同じ意見である。
また、その冒頭「学而」の一章を、仁斎は『論語古義』において論語の中の論語、「小論語」と評したが、私も同じように考えている。

● 子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。

このわずか32文字の中に、『論語』という巨大な宇宙を支える基本思想が凝縮されている。
その基礎概念は言うまでもなく「学」と「習」とである。

● 論語のいう「学」は、このような呪縛の契機を含んでいることがわかる。
学ぶというのは、そういう危険な行為なのである。
それゆれ、学んだことを、無反省に、一生懸命に復習したり練習したりすることを、孔子が薦めていたとは考えにくい。
そもそもそれは、あまりやる気のしない行為であり、人間の本性に反する。

● 「習」というのは、「身につく」と解釈して誤りではあるまい。

● 「學而時習之。不亦説乎。」の意味は、

何かを学んで、それがあるときハタと理解できて、しっかり身につくことは、よろこびではないか。

ということになる。私はこれに完全に同意する。

● これはどんな人間にとっても嬉しいことである。
これは人間の本性に適っている。
学んだことが、それだけでは身につかず、時を置いてあるとき、ふと、身についている、そういう風に人間は学習するものであり、そのときに喜びを感じる生き物である。
学習を通じて成長することに、人間は喜びを抱く。
これがその本性である。

● 「学」という段階では、受け取ったものが何なのか、学ぶ者にはまだ意識化されていない。
より正確に言えば、細部に意識が集中してしまうことによって、全体が無意識化されてしまっている。
ここには余計なものが染み込んでおり、この行為によって魂は多かれ少なかれ、呪縛されている。

それがある時、「習」によって完全に身体化される。
すなわち、細部が身体化され、無意識化されることによって、逆に全体が意識化され、「ああこれか」とわかるのである。
そうなることによって、不必要なもの、余計なものは解除される。
こうして呪縛から抜けだしたときに、人は学んだことを自由に駆使できるようになり、喜びを感じる。

● なぜ朋が遠方から来るのか
私は、これを学習の過程の比喩的表現だと解釈する。
「学」によって何かを身に帯びている段階では、学んだことの本質と、まだ出会っていない。

● 「人不知」は、「人が知らない」とそのまま読むべきである。

「人不知而不慍」は、「人が知らないでいるからといって、憤激したり、悲しんだりしない」ということになろう。
では、「人不知而不慍」というのは、人が何を知らなくとも「慍」しないと、と言っているのであろうか。「不知」の対象は何であろうか。

今、議論しているのは、「学習の喜び」についてである。
第二文の「朋」の件も、学習の喜びの比喩なのであるから、同じ話題は続いている。

「知らない」という対象としては、二つの可能性がある。
ひとつは、自分が既に学び、習ったこと、である。
二番目は、「学習の喜び」そのもの、という解釈である。

それゆえ三番目の文は、

 他人が知らないからといって、「こいつ、わかっとらん!」などとブチ切れたりしない。それはまったく君子ではないか。

(『生きるための論語』 安冨歩 14~25ページより)




昨夜の枕酒読書 『超高速 右脳読書法』より



● 1冊の本を読むことは、100冊読むのと同じ。

● 本を1冊読むか、読まないかの差は、たいしたことではないように感じるかもしれません。
でも、1冊だけの差ではありません。
1冊の本には、その背後に99冊の本が隠れているのです。

● 今日1冊読んだということは、今日100冊読んだのと同じぐらい意味があります。

● 1冊の本に盛り込まれている情報は、1冊ぶんだけではありません。
本を書く人は、その1冊を書くために何百、何千冊という本を読んでいます。
その著者の血となり肉となっているエッセンスをまとめたもの、そしゃくしたものが1冊の本の中に凝縮されています。
1冊の本には、元になっている何百冊ぶんもの価値があります。
1冊の本を読むか読まないかの差は、それだけ大きいのです。

● 「1冊」の深さを、覚悟しよう。

(『超高速 右脳読書法』 中谷彰宏 140~141ページより)




2015年2月22日日曜日

日曜日の「抜き書きしないでルンルン♪」 毎日やっています真向法体操!



● 真向法体操は、たった四つの動作からなり、誰でも、いつでも、畳一枚の広さがあればどこでもできます。

● 真向法は脚を若返らせ、腰の関節を正しくととのえ、私たち人間が本来持っている生命力(健康であろうとする力・自然治癒力)を蘇らせようとするものです。

一見単純に見える四つの体操ですが、正しく継続して行えば姿勢を自然に矯正し、内臓を元気にし、全身の結構や神経の伝達を円滑にする効果があります。

真向法は病気にかかりにくい心身を自らの潜在的な力でつくり出す積極的な健康法なのです。

● 真向法の第一、第二、第三体操は、それぞれ屈伸回数10回でその所要時間は各20秒程度です。
合計して1分前後になります。
できればこれを2ラウンド繰り返します。
1つの体操を20回ずつやるより、10回ずつを2回繰り返すほうが効果的です。
3回ならなお効果的です。
最後に第四体操を1分間、腹式呼吸で静かに行います。
以上4つの体操の所要時間は3分間前後、せいぜい5分にすぎません。

(『決定版 真向法』 社団法人 真向法協会 2・78ページより)




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わたしは、毎日2回、3ラウンド行っています!

第四体操の1分間を計るのにタイマーが便利です♪

じつは、今日までずっと、第一体操から第四体操までが1ラウンドだと思い込んで体操をしていたのです。
第一から第三体操までが1ラウンドだったとは・・・。

だから、タイマーがあると非常に便利だったのですが、びっくり!!

抜き書きをすることによって、新たな発見が!!!でした。
しっかりもう一度読みなおそうと思いました。

この動画がわたしの理想です!
http://www.makkoho.or.jp/moving/264.mp4
(公益社団法人 真向法協会 「DVD 真向法体操」より)


2015年2月21日土曜日

今夜の枕酒読書 『未来は、えらべる!』より



● ネガティブな感情は、統合すること、変容することによって癒やすことができます。

そして、ネガティブな感情は、「真実ではないことを真実だと思い込んでしまうことの副作用なのだ」とわかれば癒せます。

● 感情は、観念が生み出す「副作用」です。

また感情は、あなたが「どんな観念を本当だと信じているか」ということを知らせる<<警報システム>>なのです。

● ある感情を癒やし変化させるためには、その感情が自分の中にあると認めること、そして、その感情が存在するのには、ちゃんと理由があると受け入れることです。そのうえで、その感情の裏にはどのような観念があるのかを見ていきます。

● 観念がなければ、感情は経験できません。

ある感情を経験しているということは、その感情をつくっている観念があるということです。

ですから、その観念がどんなものなのかを見つけて確認し、その観念を変えると、感情は自動的に変わっていくのです。

(『未来は、えらべる!』 本田健/ダリル・アンカ 150~154ページより)




2015年2月20日金曜日

今朝の枕頭読書 『読むだけで人生がうまくいく本』より



● 決断した数だけ、愉しみが生まれる。

● AかBか、どっちのほうが愉しいのか、決断することに迷っていませんか?

決断した数だけ、人生の愉しみがあります。迷ってばかりいる人は、いつまでも愉しみを手に入れることはできません。

AかBか迷っている間は、Aの愉しみも、Bの愉しみも手に入りません。AかBか迷ったら、AもBもすることにすればいいのです。

そうすれば、両方の愉しみが手に入ります。

● 迷ったら、両方しよう。

(『読むだけで人生がうまくいく本』 中谷彰宏 231ページより)




2015年2月19日木曜日

今夜の枕酒読書 『本調子』より



● 私にとって本は特別なものです。今までの人生の中で、何かしらの本がいつも側にあり、本を読むというのが生活の一部になっていました。

● 一冊の本で、人生を変えるような気づきを得ることがよくあります。今の人生の課題をどのように解決したらいいだろうかと思っているときに、その答えとなるようなフレーズが、たまたま手に取った本に書いてあったことがよくありました。
 ● 本には著者が今まで蓄積してきた何年、いや何十年の膨大な知識や知恵がコンパクトにまとめられています。本はそれを書いた人に直接会わなくても、いつでも、どこにいても、その人のいわば知恵の結晶を分けてもらうことができるのです。

● 自分の感性を信じて、ワクワクするかどうかを手がかりにして、本を読んでほしいのです。

● 書店に行ったら自分の直感を大切にして、歩き回ってください。

● 自分の大好きな本をどんどん追いかけていくと、”これ”というメンター本に出会えるのです。

● 本の読み方としては、ひとり気なる人が見つかればその人の周辺の本も含めて、手当たりしだいに読み進めます。

● 自分らしい人生を送るために、必要な知識や知恵を分かち合いたいと考えています。ある本を読み、多くの気づきを経て、今までの人生ではないまったくちがった生き方をやってみようとだれでも一度は思ったことがあるでしょう。でも、時間が経てばそれも忘れ、落ち込んだりするものです。

そのときに、もう一回その本に立ち戻れば「そのままで大丈夫だ」というような勇気づけをしてくれるようなものを書きたいです。本を読んで「勇気が湧いてくる」「ワクワクしてきた」「癒された」というものをつくりたいのです。

● 健康な体を維持するためには、健康的なものを食べることを心がけるでしょう。
ですが、精神的な健康のために、何を頭に入れるのかを意識する人が少ないのは残念です。


(『本調子 強運の持ち主になる読書道』 清水克衛・本田健・七田眞・望月俊孝・斎藤一人・ハイブロー武蔵 49~96ページより)




2015年2月18日水曜日

今朝の枕頭読書 バシャールより


今朝の枕頭読書


● ネガティブな感情に対処する方法

● 疑いや不安は、真実の自分とつながっている時には持ち得ない感情です。

ですから、そのようなネガティブな感情を持つこと自体が、あなたが真実の自分からずれた観念を持っていることを端的に表しています。

● ネガティブな感情に対処するためには、自分で自分に聞けばいいのです。

「こんなふうに感じるということは、いったい自分は、どんな観念を持っているんだろう?」と。

そうやって問いかけ、ひとつひとつ自分の持つ観念を特定していけばいいのです。

(『人生に奇跡を起こすバシャール名言集』 ダリル・アンカ 67ページより)