本の中で出てくる本を読みたくなってしまうというこの衝動・・・。
とくに大好きな花村萬月さんが語っているとなるとやっぱりまた買ってしまいました!!
『裂』に著者の花村萬月さんご本人も登場するのです。
この小説とても面白いです!!!
● 「そういえば<GA・SHIN!我・神>という本がでましたね。まだ読んでいませんけれど、なんだか挿絵やデザインが本文を侵蝕していて、レイアウトの極致って感じでしたが。担当者は、さぞや苦労なさったことだろうと」
● とすると <GA・SHIN!我・神>はテキストとイコンの合体を目指したものなのだろうか。
● 「つまり自分自身でつくりあげたオリジナルな律を用いて執筆すれば、それがどんなに途方もないことでもだいじょうぶ」
● 「律をつくりあげられないと、どうなるのです」
「律のない虚構は、『裂』となる。裂けるーーーの裂だよ」
● 「もちろん第三者に伝える気がないなら、つまり小説家という職業に就く気がないならば、裂でかまわない。完全に自身に奉仕するための虚構ならば、ね」
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