● 私たちは、豊かさとは「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力*」だと定義しています。
* the ability to do what you need to do, when you need to do it
つまり、「動ける能力」です。
豊かさとは、それに尽きます。
● もちろん、豊かさはお金だけでなく、それ以外のたくさんのものに象徴されます。しかし、どのような形の豊かさであったとしても、キーフレーズの「to do」が示すように、そこに「動き」がどの程度あるかで、その人の人生における豊かさのレベルが変わっていくのです。
● ある人が「自分にとっての豊かさとは、こういうものだ」と限定し、特定の形にこだわってしまったら、次のようなことが起こります。
たとえば、「お金や、『特定の豊かさの形』が手に入らなければ、自分はやりたいことができない」という観念が生まれ、「動き」が止まるのです。
すると、豊かさのメカニズム全体が凍りつき、その人のために働かなくなってしまいます。
● ほかの人と比べて劣っているとか、優れているとか、そういう判断をしないということ。
そして、もうひとつは、進んで想像力をふくらませ、いままでのやり方を最善のものにして、より自分が大きな喜びを得られるようにするということです。
● 好きなことを仕事にしている場合は、チャレンジも来るでしょうが、「労働」している感覚はないわけです。まわりから見たら、一生懸命働いていてつらそうだと思われるかもしれませんが。
● 自分のやっていることが大好きで、しかも、お金と豊かさに対してポジティブで健全な関係を持っていれば、「働かされている」と感じることなく、さまざまな形の豊かさを自分に引き寄せることができるのです。
● 音楽を例にして、豊かさについて説明しましょう。
みなさんの惑星にはピアノと呼ばれる楽器がありますね。ピアノで曲を演奏するにはいろいろな鍵盤を叩いて、いろいろな音を出します。そして、さまざまなメロディや楽曲をつくって演奏するすることで自分自身を表現していきます。
みなさんの惑星でお金に対して停滞した関係にある人は、たとえば、ピアノの前に座って、ひとつの鍵盤だけをずっと叩いているようなものです。
●豊かな旋律や、美しいさまざまな音が、まったく表現されないで終わっていることになります。ピアノがメロディを奏でず、ずっと単音なのです。
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