● 瀬戸内 : 私が花村さんのことを好きだと言うと、みんな、「どんなところが好きなんですか?」と聞いてくるの。で、私は「小説が好き」と答えるんです。「群像」連載の「裂」も面白いですね。
花村 : ありがとうございます。
瀬戸内 : さすがに八十七歳を過ぎるとくたびれて、もう小説書くのはやめるつもりだったんだけど、「裂」を読んで、やっぱり書かなきゃ、と思った。それで「新潮」の連載(「爛」)を引き受けたんですよ。こんなに面白い小説を読んだら、自分も書かずにはいられなくなるの。
花村 : ありがたいです。最高のほめ言葉です。おれ、舞い上がっちゃいますよ。
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わたしが初めて花村萬月さんの本と出合ったのは、2003年の5月のことです。
当時、バイクのことをいろいろ知りたかったのです。
わたしは、なにかの対象をじっくり学んでいきたいと思ったときは、すぐにそのことが書かれている本を探し、その本から吸収しようと動きます。
そのときに探し選んだ1冊の本が、花村萬月さんの書かれた『自由に至る旅』でした。
花村萬月さんの本と出合えたことが、本当に嬉しいです!!
まだまだ読了した作品は少ないのですが、花村萬月さんの小説もエッセイも大好きです。
瀬戸内寂聴さんの『寂聴まんだら対談』を読んで、ぜひ読もうと思った花村萬月さんの本です!!
★ 『裂』 花村萬月
自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)
『裂』花村萬月 (講談社)
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